Flutterは現在MacとLinuxでの開発をサポートしています。 Windowsのサポートは現在作業中です。

まずは開発環境をセットアップしましょう

まずはDart SDKが必要です。 FlutterはDart SDKのバージョン1.12.2以上が必要です。

Dart SDKのインストール:

  • Mac: brew tap dart-lang/dart && brew install dart を使うか、homebrewを使わないのであれば latest stable channel build から入手してください。
  • Linux: www.dartlang.org/downloads/linux.html を参照してください。
  • Windows: しばらくお待ち下さい。Windowsサポートは現在作業中です。

pub コマンドが実行可能な PATH になってるか確認してください。

コードを手に入れましょう

Flutterのレポジトリから alpha ブランチをcloneします:

$ git clone https://github.com/flutter/flutter.git -b alpha

我々はFlutterの改善のために定期的に alpha ブランチをアップデートします。 上で作成した flutter ディレクトリで git pull することで、 あなたのローカル環境もアップデートされるでしょう。

PATHを設定しましょう

Flutterレポジトリをcloneしたら、Flutterのスクリプトやツールを使えるようにするために、 PATHをセットしましょう。

$ export PATH=`pwd`/flutter/bin:$PATH

はじめてのサンプルアプリを作ってみましょう

bin ディレクトリが PATH に追加されたので、 プロジェクトを作るための flutter コマンドを使えるようになりました。

次の例は my_app とよばれる、新規のFlutterアプリケーションを現在のディレクトリに作成します:

$ flutter init -o my_app

このコマンドはマテリアルデザインを使った 簡単なデモアプリを my_app ディレクトリに作成します。

デモアプリのコードが my_app/lib/main.dart にあります。 Flutterでアプリケーションのビルドについてもっと知りたい場合は tutorial をご覧ください。

Androidデバイスのセットアップ

現在のFlutterはJelly Beanかv16か4.1.x以降のAndroidOSが動いているAndroidデバイスが必要です。

  • adb ツールを Android SDK からインストールします:
  • Mac: brew install android-platform-tools
  • Linux: sudo apt-get install android-tools-adb
  • あなたのAndroiデバイスの 設定 > 端末情報 を開いて ビルド番号 の欄を7回タップして開発者モードを有効にしてください

  • 設定 > 開発者向けオプション から USBデバッグ を有効化してください。
  • (訳注: 原文ではAndroid debuggingとなっておりこれがどの設定を指すのか分かりませんが、前後の文章からUSBデバッグの可能性が高いです)

  • USBケーブルを使ってパソコンとAndroidデバイスを接続します。 Androidデバイスにプロンプトが表示されたらパソコンがAndroidデバイスにアクセスできるように認証を行ってください。

Flutterアプリケーションの実行

AndroidデバイスでFlutterアプリケーションを動かすのに flutter コマンドを使います。 まず、デモアプリのディテクトリ( `pubspec.yaml がある階層です)に移動します。

そして start コマンドでアプリケーションを開始します。

$ flutter start
$ flutter logs

logs コマンドは、print 文やハンドルしてない例外などのアプリケーションからの出力を見ることができます。 古いメッセージに混乱しないように flutter logs --clear を使うことも可能です。

Getting Started with Atom

Flutterは Atom をIDEとして使えますし、 コマンドラインツールを使うことで任意のエディタでFlutterアプリケーションを開発することができます。 しかし我々はまだ最高の開発体験をお届けするためにAtomのFlutterプラグインを開発している最中です。

AtomとFlutterプラグインをインストールする手順は dart-atom.github.io/dartlangを参照してください。

デバッグとプロファイリング

Flutterはデバッグとプロファイリングのために Observatory を使っています。 アプリを起動しているあいだ、ブラウザで http://localhost:8181/ から Observatory にアクセスできます。

Flutterを新しいバージョンにアップグレードする

もしFlutterをアップデートしたい場合、あなたのアプリケーションのルートディレクトリ( pubspec.yaml ファイルがある場所です )で、 flutter upgrade コマンドを使うことができます。

$ flutter upgrade

(もしあなたが upgrade コマンドを持たない古いバージョンの flutter を使っている場合、 まず先にcloneしたFlutterのレポジトリで git pull する必要があります。)

スタンドアロンなAPKをビルドする

あなたのアプリケーションを含むスタンドアロンなAPKをビルドする事は可能ではありますが、今はまだ難しいです。 もしあなたが勇敢なら examples/stocks から 我々が Stocks.apk をどのようにビルドしたのか見ることができます。

最終的にはこれらの作業はもっと簡単に、そしてAndroid以外のプラットフォームもサポートする予定ですが、 今はまだ作業中です。